その学資保険は本当に必要?学資保険が不要な理由を徹底解説
今回は前回の、
節約初心者必見‼︎ 最初にするべきこと3つと見直すべき固定費4選
でも軽く触れた学資保険が不要な理由について深く書いていきたいと思います。
「子供が進学した時の為にお金を貯めておかないと」
「学資保険に入っていれば、親の自分が不慮の事故などで保険料を払えなくなっても
保険料の払い込みが免除されるから安心」
と思っている方、
考え方が180度変わりますので、是非最後まで読んでいって下さいね。
目次
【学資保険とは】
学資保険とはその名の通り、
子どもの学資金(進学する為のお金等)を準備する為の貯蓄型の保険です。
毎月決められた保険料の払い込み(積立)を行い、
契約時に決めた日に払い戻されます。
子供が進学する時の為に必要資金を積み立てておく
というイメージ。
<学資保険のメリット>
- 契約時に設定した日まで積み立てたお金を使用出来ない為、強制的に貯蓄出来る
- 返戻金が高いもので108%程払い戻され、銀行に預けるよりも良い
- 親が亡くなってしまった時は保険料の支払いが免除され、保証は継続される
- 払った金額と受け取る金額の差が50万までは非課税
<学資保険のデメリット>
- 途中解約すると、返戻率が100%を下回る。積み立てた金額が戻ってこない。
【なぜ学資保険が不要なのか?】
「絶対途中解約しないって覚悟さえあれば、学資保険ってメリットしかないじゃん」
そんな声が聞こえてきそうです。
確かに、「銀行に預けるよりも金額が増やせる」、
「親が亡くなってしまっても保証が継続される」
と聞くと、そう思っちゃいますよね。
ですが、この
「銀行に預けるよりもお金が増やせる」を
NISAを利用したインデックスファンド積み立て
「親が亡くなってしまっても保証される」を
掛け捨ての生命保険
に置き換えた方がより多くの資金を準備出来るんです。
<学資保険とインデックスファンド積み立て金額比較>
例を出して比較してみましょう。
仮に毎月3万円を15年間積み立てるとします。
学資保険の場合は
3万円×180ヶ月=540万円
満期まで貯めた場合で返戻金が高めの108%だったとして
540万円×1.08=約583万円
となります。
同条件の1ヶ月3万円を15年積み立てていき、
インデックスファンドの平均利回りは4〜7%といわれているので低めの4%と仮定。
それを金融庁が出している 資産運用シミュレーション にはめ込んでみると
15年後の金額はなんと、約738万円
なんと合計155万円も差が生まれてしまうんです。
しかもインデックスファンド積み立てに必要な資金は証券口座に入るので、
学資保険ほどの強制力はないにしても、
そう簡単には使おうという考えに至りません。
↑NISAやイデコの無料相談の広告です。
掛け捨ての生命保険との比較
ネットで探せば大体1ヶ月1,000円位の払い込みで、
保証金1,000万円程出る掛け捨ての生命保険があります。
仮にさっきの例で15年間払い続けたとすると
1,000円×180ヶ月=18万円となります。
学資保険とインデックスファンド積み立ての差額155万円から18万ひいても
137万円となっており、
保証される金額も生命保険に加入していた方が圧倒的に多いです。
まとめると
学資保険に加入するのは銀行預金よりは良い。
でもインデックスファンド積み立てと
掛け捨ての生命保険加入の方がより良い。
という観点から、
より良い方法があるのに学資保険に加入する必要ってないよねって感じです。
保険の考え方としては
「滅多に起こらないけど起こってしまったときに備えておくもの」です。
貯蓄は貯蓄。保険は保険として
分けて考える思考を持つことが大事だと思います。